システムドライブ以外にWSLをインストールする

WSL(Windows Subsystem for Linux)をCドライブ以外にインストールする際の手順をまとめる。 現時点でWSLはWindows StoreからUbuntu18.04やOpenSuse等、色々なものをインストールできるが、基本的にCドライブにインストールされる。 インストール後は他のドライブに変更することは基本的に推奨されていない

moving Linux filesystem

https://github.com/Microsoft/WSL/issues/449 上記を自分も読んでいたため、Cドライブ以外にはインストールできないと思っていたのだが、以下のようなものを作ってくれている人を発見した。 https://github.com/DDoSolitary/LxRunOffline 単純に言うと、インストールする先のフォルダを指定してWSL環境を構築できるソフトである。 上記LxRunOfflineのGitHub内issuesで話題にされているが、microSDカードへの直接のインストールは起動に失敗するが、microSDカードにVHD(VHDXも化)ファイルを作成し、それをDドライブとする。 そこに対してのインストールは問題なく可能となることは確認した。 必要なのは上記LxRunOfflineのexeと各ディストロのインストール用ファイルである。 各ディストロのインストール用ファイルはLxRunOfflineのWikiにダウンロード方法が記載してある。 https://github.com/DDoSolitary/LxRunOffline/wiki https://lxrunoffline.apphb.com/download/{distro}/{version}の{distro}、{version}に自分が欲しいものを指定すればよい。 例えば、Ubuntu18.04であれば、{distro}はUbuntu、{version}はbionicとなる。 ダウンロードしたファイルとLxRunOfflineにてWSLの環境を構築する。 例としては以下のコマンドでUbuntu18.04をDドライブのWSL\Ubuntuフォルダに構築出来る。
LxRunOffice i -n Ubuntu -d D:\WSL\Ubuntu -f ubuntu-bionic-core-cloudimg-amd64-root.tar.gz
インストール後はwsl-terminal等を使用してアクセスするのが個人的にはやりやすいかなと思うが、ここからはそれぞれの人に任せよう。

「システムドライブ以外にWSLをインストールする」への3件のフィードバック

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